私たちは、文字を読むことが出来ます。「あいうえお」を知って以来、読むことを学んできたからです。言葉と文字は結びついています。知っている言葉は、読んで理解できますが、知らないものは読んで「音」として認識しても意味はわかりません。
例えば「いとおかし」という文字列を見たとします。古典を知っている人なら「とても趣がある」という意味で感じる事ができますが、知らなければ「胃とお菓子」、「糸お貸し」のようにまったく違う意味でとらえてしまうかもしれません。
読めること ≠ 意味が通じる
ということを誰もが知っているはずです。