チャンス

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チャンスは身の丈に合ったものしかやって来ないということ。

例えば、創業したての売り上げもそこそこの会社に、数十億円のプロジェクトのプレゼンの話など来るわけがありません。もし、そのような打診があったとすれば、詐欺だと疑ってしまいます。しかし、同格の競合他社との間ではあり得る話です。

音楽家にも同じことが言えます。その実力が無いのにソリストの話は来ないし、その他仕事の依頼もないのです。ベルリン・フィルからのオーディションの招待状が届くことは絶対にありません。それは、相応の実力を持った人にしか届かないものです。

「なんであの人ばっかりあんなにいい仕事して」

と、嫉妬してしまいます。

そして、その人の交友関係や生まれながらの環境を羨むのです。一度向けた悪意は、演奏の粗を探すことしかしなくなり、全力で否定しようとします。なんとかして自分より劣っていると思いたいようです。

現実を冷静に見れば、その人と自分には決定的な実力の差があることに気づかなければなりません。それは、楽器の技量だけの話ではありません。

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