フルートデュオ名曲集第4作目:魅惑のフルートデュオの世界へ
フルートデュオの魅力を堪能できる名曲集シリーズ第4作目がついに登場しました。本書は「フルートデュオ名曲集25」、「続フルートデュオ名曲集25」、「続々フルートデュオ名曲集25」に続く最新作であり、フルート愛好者やプロフェッショナルに向けた珠玉のレパートリーが収められています。この曲集は、フルート2重奏という形で音楽の世界観をどれだけ広げられるかという挑戦の結果、気づけば100曲に到達しました。今回の第4作目はシリーズの中でも特に難易度が高く、演奏者にとって演奏し甲斐のある曲が揃っています。
フルートデュオの魅力とは?
フルートデュオは、その透明感と柔軟性を活かした表現力が魅力です。2本のフルートが織りなすハーモニーは、時に繊細であり、時に力強く、幅広い感情を表現します。本書はその魅力を最大限に引き出すべく、選りすぐりの名曲を収録しています。初心者から上級者まで、日々の練習やレッスン、発表会やコンサートで活用できることを目指しました。
収録曲一覧とその魅力
1. アダージョ・カンタービレ(「ピアノ・ソナタ 第8番 《悲愴》」より)/ L.v.Beethoven
ベートーヴェンの名作「悲愴」ソナタからの1曲。深い感情と豊かなメロディが特徴です。
2. 別れの曲 / F. Chopin
ショパンの名作である「別れの曲」。優雅で美しい旋律が印象的です。
3. 間奏曲 / J.Ibert
イベールの「間奏曲」は軽やかで遊び心に溢れた一曲です。
4. 知らない国々(「子供の情景」より) / R. Schumann
シューマンの「子供の情景」から。想像力豊かなメロディが楽しめます。
5. 夢 / C. Debussy
ドビュッシーの「夢」は、その名の通り夢幻的な雰囲気が魅力です。
6. シチリアーナ(「リュートのための古風な舞曲とアリア」より) / O.Respighi
レスピーギの古風な舞曲。優雅で古典的な旋律が特徴です。
7. アレグロ・モデラート(「楽興の時」より) / F.Schubert
シューベルトの「楽興の時」からの1曲。生き生きとしたリズムが楽しいです。
8. プレリュード(「クープランの墓」より) / M.Ravel
ラヴェルの「クープランの墓」。優美で繊細な旋律が魅力です。
9. ピカデリー / É.Satie
サティの「ピカデリー」は、その軽快で洒落たメロディが印象的です。
10. セレナーデ / F.Schubert
シューベルトのセレナーデ。ロマンティックな旋律が心に響きます。
11. メヌエット(Divertimento KV334 ) / W.A.Mozart
モーツァルトのディヴェルティメントより。軽やかで愉快なメロディです。
12. ワルツ(「コッペリア」より)/ Léo Delibes
ドリーブの「コッペリア」より、優雅でリズミカルなワルツ。
13. エディット・ピアフ を讃えて / F.Poulenc
プーランクのオマージュ作品。独特の情感が漂います。
14. 舟唄(「ホフマン物語」より)/ J.Offenbach
オッフェンバックの「ホフマン物語」より。メランコリックな旋律が美しいです。
15. アダージョ (Oboe Concerto in D minor, S.Z799) / A.Marcello
マルチェロのオーボエ協奏曲。静かながらも深い感情が感じられます。
16. アレグロ(Mandolin Concerto in C Major, R.425) / A.Vivaldi
ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲。生き生きとしたリズムと明るいメロディが特徴です。
17. 月の光 / C.Debussy
ドビュッシーの「月の光」。夢幻的な美しさを持つ名曲です。
ルーマニア民俗舞曲 / Béla Bartók
バルトークのルーマニア民俗舞曲は、民族音楽のリズムとメロディを存分に楽しめます。
18. 第1章 棒踊り(Jocul cu bâtă)
19. 第2章 帯踊り (Brâul)
20. 第3章 踏み踊り (Pe loc)
21. 第4章 角笛の踊り(Buciumeana)
22. 第5章 ルーマニア風ポルカ (Poarga Românească)
23. 第6章 速い踊り(Mărunțel)
24. クシコス・ポスト / H.Necke
ネッケの「クシコス・ポスト」。活気に満ちたリズムが楽しいです。
25. トリッチ・トラッチ・ポルカ / J.Strauss II
シュトラウス2世の「トリッチ・トラッチ・ポルカ」。軽快で陽気なメロディが魅力です。
演奏の醍醐味と挑戦
本書に収録された楽曲は、どれもがフルートデュオとしての演奏の醍醐味を味わえるものばかりです。技術的な挑戦を伴う曲が多いものの、それだけに演奏し終えた時の達成感もひとしおです。フルート奏者としてのスキルを磨くための日々の練習やレッスンに最適であり、また、発表会やコンサートなどで演奏することで、聴衆にフルートデュオの魅力を伝えることができるでしょう。
まとめ
フルートデュオ名曲集第4作目は、フルート愛好者にとって新たな挑戦と喜びをもたらす珠玉の一冊です。高度な技術と豊かな表現力を必要とする楽曲が揃っており、フルートデュオの魅力を最大限に引き出すことができます。この曲集を通じて、フルートデュオの世界観を広げ、演奏の楽しさを感じていただければ幸いです。
フルート曲集
楽譜はJapan Duo Notes公式ページよりご購入いただけます。