受け身でいれば、市場原理に流されるしかありません。
私たちは”頭”を使い、自分の価値を創出する必要があるのです。
何をどうやって、具体的には?
人それぞれなので、わかりません。ただ、考えて考えて脳に汗をかいて行動して失敗して、を繰り返すうちに何かわかるかもしれません。
人の言葉を借りれば、結局のところ、仕事も収入も人生も掛け算なのです。
なにかの要素が「ゼロ」なら、答えは「ゼロ」になってしまうのですから!
その「ゼロ」を「1」にすることを考えるのが先だと思います。
価値の基準に関して考えさせられる例があります。(ご存知の方も多いでしょうが…)ご紹介したいと思います。画家パブロ・ピカソの逸話です。
ピカソが行きつけのレストランで食事をしていた所、ピカソのファンとおぼしきひとりの見知らぬ婦人が近づいてきて頼みました。
「この紙ナプキンに何か描いてもらえないでしょうか?」
「いいですよ」と、ピカソはスルスルと30秒ほどで書き上げました。その”作品”に対して婦人は「いくらか支払いますよ」と申し出ました。すると、ピカソは
「1万ドル頂戴します」と要求したのです。
「そんな高い額は払えません!そもそも、”たった”30秒で描いたじゃないですか!?」婦人は驚いて叫びました。
「いいえ」とピカソは答えます。
「40年と30秒です」