フルート 齋藤 寛 オフィシャルサイト

音楽家の価値

音楽家がどんなに世に溢れようとも、供給過多の状態であろうと自分の価値は下げるべきではないと思います。一度下げると慣例化してしまい、上げるのは大変です。自分のキャリアを投げ売りしないでください。価格で競争しないでください。市場全体に誤った価値観を植え付けることになります。巡って、さらに首を締めることになるのです。

音楽家は大量生産、大量消費の作物でも、その価値しか与えられていない通貨でもありません。それぞれが違うレッスンをし、違う演奏をします。

私はその仕事に双方が感謝と敬意を持ってのぞむなら、演奏では、演奏「していただく」、演奏「させていただく」、レッスンならば、レッスン「していただく」、レッスン「させていただく」というような、お互いに気持ちの良い適正な「お気持ち」の取り引きができると思います。その積み重ねが価値を高めることにつながっていると思います。


Pages: 1 2 3 4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です