フルート 齋藤 寛 オフィシャルサイト

音楽とは何か

音楽の3大要素というものがあります。

  • 旋律(メロディー)
  • 和音(コード)
  • 拍子(リズム)

五線譜で書き表せることが前提となっており、これは中世から200年ほどかけてヨーロッパで進歩し、その後世界に広まり一般的となったものです。このルールに従って、爆発的に新しい作品が生まれ続けています。

しかし、日本にも西洋音楽が輸入される以前から「音楽」は存在しました。縦譜で記譜されるものや、口伝で受け継がれるものもあります。もちろん、日本だけでなく様々な国々では、それぞれの「音楽」があり、独自の方法で奏でてきました。

西洋音楽の「音楽」は概念のひとつでしかありません。それは便利にどのような「音楽」でも記譜し、誰もがわかるように書き記せたため広く普及しました。「音楽作品」の保存のためには極めて優秀なシステムだと思います。また、体系立てられた理論は西洋産の「音楽」を深く知り、活用するという大きな恩恵をもたらしました。そのようにして、これらを欠いてはいけないという「音楽」の概念を固定化してしまいました。

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