フルート 齋藤 寛 オフィシャルサイト

休日の過ごし方

ここ最近は、特殊な休日でした。

この休日を、音楽家はどのように過ごしているのでしょうか?それは、人それぞれだと思いますが、共通しているのは絶対に練習する時間がどこかにある、ということです。「なにもしない」というのは、基本的に無いと思います。それは習慣でもあるので、一日楽器に触らないと、なんとなく落ち着かない気がするのです。体に染み付いた練習のルーティンをこなすのでしょう。いつもどおりに練習をしたら、譜面の確認や音源の視聴、レッスンの準備やアレンジなど、気づけば8時間よりも長く音楽の事に時間を費やすのはいつものことです。

最近は音楽家の仕事も多様化してきましたので、録音や撮影に時間を使い、編集のスキルを学び、演出原稿や執筆のために時間を割いているかもしれませんね。

時給で考えるなら、これらの休日行動は「仕事」ではありません。音楽家が現場で行う仕事など、ほんの氷山の一角なのです。その日その時だけ楽器を持っていって演奏仕事が出来るなら、こんな割のいい仕事はありませんが、その準備段階から換算すれば、こんな割の悪い仕事もありません。(いやいや、賃金の話をしているわけではなくて、それはこちらでお話してます。)

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