家を建てる時も基礎を施工しなければ、どんな豪華な上モノも傾いてしまいます。
ある程度のところまでは、容易く伸ばすことが出来るでしょう。しかし上ばかり見ていると、どうしても越えられない一線があります。ジェンガのようです。もし、基礎を固めることが出来れば、積み上げるのは容易いことだと思いませんか?
基礎は音楽家の根です。地味な練習です。すぐに結果が出るものではありません。それはしばらく経ってから自然と現れるものです。その基礎とは、音楽においても「心技体」だと思います。
「心」は、精神力の事。集中できていますか?意識しながら演奏していますか?探究心をもってのぞんでいますか?
「技」は、各分野の知識を含むテクニックの事。運指、音階、アルペジオ、読譜、息づかい、など。
「体」は、演奏姿勢や吹き方について。正しい姿勢で演奏できていますか?正しい呼吸が出来ていますか?
これらをしっかりと根付かせることです。そして新しい事に挑戦することは、器を大きくすることです。
自分に対する訓示でもあります。