フルート 齋藤 寛 オフィシャルサイト

ラジカセ

私が子供の頃、1980年代初期のテレビはブラウン管でモノラル音声のものが主流でした。我が家にあったものは、14インチのチャンネルがダイヤル式のものでした。スイッチを引くと電源が入り、そのツマミがボリューム調整を兼ねていました。引っ張りすぎてツマミが抜け、その拍子に大音量の音声に驚くこともしばしばありました。

音楽番組が好きでした。ベストテンやトップテンを見ていた記憶があります。

小学生になった頃、モノラルラジカセを手に入れました。CDはありません。まだレコードの時代です。レコードからカセットにダビングして聴きます。盤面に傷がつくからと、レコードには触らせてもらえませんでした。カセット両面に好きな曲を入れては、繰り返し聴きました。寝る時に布団に包まりながら、微音量で流します。丁度いい時間で盤面が終われば自動で「ガチャッ」止まるので、そのまま寝入ってしまっても安心です。

レコードにないものは、直接録音しました。テレビのスピーカーの前で待ち構えてラジカセで録音します。録音ボタンと再生ボタンを一緒に押すと、(というか押し込むと言ったほうが良いかもしれませんが)録音が始まります。ライン入力などありません。周囲の音も一緒に録音されました。周りに家族の誰かがいれば、「ちょっとしばらく静かにしてよ」と念押ししてからはじめました。そんな録音でも何度も聴き返しました。

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