フルート 齋藤 寛 オフィシャルサイト

マルチトラックレコーダー

私には、魅力的なアイデアでした。心は決まり、更にバイトをしました。お金を貯めなければなりません。ソフトシンセは、パソコンのスペックによって同時発音数が決まり、上位機種ほど安定して演奏できるとのことでした。やはりそれなりのスペックのものを手に入れないと。

そして、パソコンを手に入れました。奮発しました。Power Mac G4 733MHz。周辺機器やソフトシンセも加えて相当額の投資です。Sample Tankは音色も多く気に入っていました。これでめでたくデモテープづくりに専念できます。

その後、いくつか曲を録音しては、オーディション雑誌や楽器店のチラシから音楽事務所や芸能事務所にデモを送りました。しかし、どこからもなんの音沙汰もありませんでした。毎月何百ものデモが全国から送られてくる事務所では、聞かれていないか、最初の数秒程度でしょう。送り続けるしか無いのかと、思っていました。

何気なく自分の音源と市販のCDを入れ替えて聴いた時の事です。

ぜんぜん音が違う。

宅録のクオリティでは、スタジオの録音品質には及びませんでした。

これだ。もっと録音の品質を上げなくてはなりません。様々な録音系の雑誌を散々読んできたので、その頃には既にパソコンで録音するのが個人でも手の届く範囲になっているのを知っていました。設備を整えなくてはなりません。そのためには資金が要ります。バイトしました。

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