フルート 齋藤 寛 オフィシャルサイト

スポーツと音楽とタイミング

期待はずれにならないためにも、「間」を整えなくてはなりません。予想もつかないところに「ある」場合や、「ある」はずのところに「ない」場合の心地よい裏切りは、より音楽を魅力的なものにするのです。即興音楽の場合は偶然が作用することがありますが、多くの場合必然性を求めています。

「間」を知ることは自由に演奏することにもつながります。イヴァルディ先生のレッスンでは、ルバートについての指摘がありました。

「ルバート(rubato:自由な速度で)は基本的にスティール(steal:盗む)だから、その分は後で返却しなければならない」

つまり今「間」延ばして自由に演奏しているところは、後から持ってきているだけということです。ですから返さなければ「間延び」したものとなってしまいます。締まりのない演奏は避けたいところです。

これは、メトロノームのクリックを1拍の点としてとらえていると難しいものです。小節やフレーズ単位を線でとらえるように、曲を通して連なるスケッチのようにイメージすると素敵だと思います。

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