バブル時代の音楽家は、それはもう潤っていたようです。レストランやキャバレー、社交界、派手なパーティーなど、毎日のように繰り広げられる浮かれた饗宴に、演奏の機会は事欠くことなかったそうです。今では考えられないことです。
バブルの崩壊後は、それらの仕事が激減したことに輪をかけて、演奏の機会は人件費削減の為、手軽なCDやカラオケ機器にとって替わりました。さらに、毎年のように社会へ排出される優秀な音楽家が、小さなシェアを奪い合う形になっているのです。
しかし、暗い話ばかりではないような気がしています。インターネットやスマートフォン普及し、誰もが制作者として作品をYoutubeをはじめ、ネットやSNS上に公開することが出来るようになりました。低予算で自由に表現出来る場は活用すべきだと思います。もしかしたら可能性がひらけるかもしれません。どこで誰が見ているかわかりませんからね。