オーケストラで演奏される楽器はどれも、それぞれは皆一様に同じ方向に構えます。ヴァイオリンは左肩に乗せて、フルートは右に構えます。基本的に利き手によって構えが変わることはないようです。
しかし、ギターやベースでは利き手によって楽器を選ぶのは、特に珍しいものではありません。左利きの奏者として、ジミ・ヘンドリックスやポール・マッカトニーなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
世界的な利き手の割合は、右利きは約88-90%、左利きは約10-12%と言われているそうです。
少数派の左利きですが、楽器の歴史において過去、左利き用ヴァイオリンやフルートというものが存在しました。(現在もありますが一般的ではありません。)
なぜ、それらの楽器が淘汰されてしまったかといえば、アンサンブル時にぶつかるから、という理由だったようです。定かではありませんが。確かに、指揮者に向かって座った時、縦に構えるならいざ知らず、横もしくは斜めに構えるならぶつかってしまいますね。